イメージって厄介だな
先日ブックオフへ行った際にブータン王国の本が目にとまりパラパラと立ち読みしてみた
最後の理想郷、国民の幸福度が高い国という大雑把なことしか知らない
その本にも仏教を基にした国王の考えがいかに素晴らしいかという事が書かれており、必要最低限の生活でも人々は幸せと言わんばかりに笑顔でカメラに収めらてる写真が多数のページを占めていた
今日を初めての日と思い、最後の日であるとも思いながら過ごすことが大切だというようなことが書いてあり、あぁそうだよなーと感銘を受けてうっかり本を買いそうになった
でもブータン王国のことを調べてみると、ユートピアとは言えない理想と現実のギャップがあるのだと知った
高学歴向けの仕事は限られており、成長する建設関係の仕事は隣国インドからの労働者が大半を占める
年々犯罪率と失業率は高まり、若者の薬物乱用が大きな問題になっているそう
世界一幸せな国ではなく、世界一幸せな国を目指している国というのが正しく、私の認識は間違いだったのだということを知った
開国によって経済発展を遂げてきているが、それにより薬物が流入するという弊害ももたらした
幸せな国というイメージだけ一人歩きしているのはブータンの人々にとっては納得がいかないのではないだろうか